ブルーブルー スネコン90S インプレ

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

暖冬でありがたい事で、昨二日間などは春を感じる陽気で、こうなると「温暖化の影響か?!」なんてご心配なさる方も多いかもしれませんが、

2月5日は旧暦の新年でしたよね?

年賀状に書く『早春』の文言が昔からこの時期に温かい春めいた陽気が見られる証拠ですよね?

っていうか暦の上では節分で春に入ったって事ですよね?

むしろ寒冷化が続き、早春を実感できる年が少なくなってきている方が問題だったりして。

さて!ミノーも頑張るシリーズの番外編、

ブルーブルーさんの

『スネコン90S』のレポートです。

と、その前に私事で恐縮ですが、

私は重度のスラロームフェチです。

(重度のウォブリングフェチでもある、あっ!ローリングフェチでもあるか?何じゃそれ?笑)

幼いころより海で釣りしていると、表層で逃げ惑うベイトが、フルパワーで泳ぐとき頭に当たる水圧の影響かスラロームしている、

そしてたいていの魚が縦に動くときスラロームしている。

何なら海女さんも潜る時にはスラロームしている。

水泳選手もトップウォーター以外で潜水状態の時にはスラロームしてますよね?

と、いうかそれらはワイドウォブリングであるかも?ですが、

軌道を小さなs字にして水を押す力を得て、

直線の推進力を生みだす、さまは、

左右の揺らぎが抵抗化して波動を出す、ウォブリングとは根本的に違いがあるかと思います。

マァ、それで知らず知らずのうちに『クネクネ系』で抵抗波動を出す動きでないものは『ハイピッチスラローム』なんて言ったりされてるんでしょう?

そして、いずれにしてもスラロームが好きな私ですが、ルアー的には、

①極端な前方重心のウエイトの真ん中、真上にラインアイを設け、少しだけ後方におもりを設置してルアー自体を不安定にするタイプ。

②後方辺りに重心を不安定にさせるおもりを設け、推進することにより安定、不安定を繰り返しS字軌道を描くタイプ。(ハンドメイド系の高級ルアーに多い)

この二点が大半であったであろうと思います。

そしてなんだかあまり皆さんも使っていないイメージでした。

おそらく巻いているときの不安定感が気持ち良くない理由。

早引きすると崩壊しやすい。とか、快適でない、そしてその割に爆発的効果も産出できず、同じ買うなら評判が良いものを!と、なりメジャースラローマーって確立されていなかったんでしょうか?

で!そんな状況に一石を投じた的な『スネコン』。

現状スラローム系って様々なものが出てきたり、大手メーカーの中心プラグアイテムにスラロームバージョンってよく聞き、釣具店にも並ぶようになりましたが、数年前は少ない、というか釣具店でいつでも買える状況ではなかったはず。

乱暴に言うとあまり人気が無かった訳です。

そのころシーバス界の重鎮の村岡昌憲氏が満を持して立ち上げた期待のメーカー、ブルーブルー。

創設したてのアイテムもまだ揃わない、(これはわざとらしいのですが)フレッシュブランドのブルーブルーさんが、序盤でスラロームを出すことに「?」と思った方も多かったであろうと思います。

ところがドッコイ!

実際使うと魔法のシステムであることがわかります。

まず「あ~このパターンね!」という構造でないこと。

プラスティクとそれに携わる制作者が気の毒なぐらい入り組んでいて、仕組みがピンときません。笑

そして実際使ってみてびっくりしたのが、大抵リトリーブスピードの変化で変ったり、崩壊してしまうはずのスラロームのS字の軌道がかなり安定して描かれている。そして、どんな推進スピードでもS字の軌道は大きくゆったりと描かれていることです。

よく、ベイトの反転時や、止まってユックリ沈む間合いに、ベイトがスキを見せ、シーバスが食いつこうとしたとき成功しやすい間合いを演出することを『食わせの間を作る』と表現していますが、

弱ったベイトが力を振り絞り、何とか推進しているかのような、大振りでゆったりとしたスラロームはまさしくスキまみれで、食わせの間が推進しているような状況とも言えそうです。笑

 しかもシンキングでレンジ調整も出来、レンジキープも普通の動かし方ではとても行いやすい水の受け具合になっています。

見た目は楕円状で斬新、ウルトラマン的なフィン、見ているだけでイライラする複雑な構造、またそれに輪をかけてカラーバリエーションにクリア系の多様で使用時にまた構想を見てしまいイライラ、そしてこんなに複雑な内部が見えていて魚的にも技術保持的にも大丈夫なの?的な心配をよそに、

シーバス界の偉人はそれをド定番、で使いやすいベーシックスラロームルアーの領域に導いてしまいました。笑

実際に投げてみると結構飛びますが、ラトル的なおもりの使い方のため姿勢は安定しません。

しかしながら様々なハードルアーを使っている方にはマァ合格点だと思います。

バイブレーションばっか投げている私や、それに近い方は「ガクッ?」となるかもしれませんが、不安定に投げてしまっても結構飛んでいます。

やや太い目のフォルムのせいで風にはやや弱いですが、ある程度のウエイトのおかげで強風時でも帰っては来ません。笑 

私はあくまで小さめ軽めの選択肢での使用感ですので、90以上のアイテムはほぼこの欠点を感じさせない仕上がりになっている模様。

スラロームフェチの私にはサイズも色も揃えたいルアーの一つ。

買ってよかった!

ブルーブルー,ブローウィン80S,インプレ

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間は、何だかんだで暖冬の模様。

立ち込んでも

バカほど水は冷たくないし、

たまに上がりながら、

休み休み釣りすると

移動が少なくても3時間は

生命を維持出来そうです。笑

しかし暖冬とはいえ、これだけ結構な寒空の下、冷水に入っていると、

おトイレが近くなるのは必至で、

やはり近くにトイレがあるのが、私の冬のウェーディングの必須です。

しかし、コンビニのトイレは行く勇気はありません。陸軍の様な、ウェーダーとライフジャケットに黒キャップでは、

定員さんが、反乱軍が入って来た!と、とっさにセキュリティボタンを押してしまうかも?笑

特にカモ系のウェーダーやジャケットの方はお気を付けください。

私も以前、西宮で黒のジャケット、カモのウェーダーで駐車場から浜に行こうと歩いていると

道行くご婦人がびっくりしながら「立てこもり犯がいるんですか?」的な質問をされたことが有ります。

特殊部隊的に見えた様です。

早歩きもいけなかったのだと思います。笑

さて!

シーバス特殊に釣れずひとり部隊の攻防のお話。

サイレントアサシンは想像以上に使いやすく、まさにシマノさんの精巧なテクノロジーが集結した、隙のないミノー。

買ってよかった!

で、

もう一つ、巷でかなり評判の良い、ブルーブルーさんのブローウィン、特に目立っているのが、140S。

私の場合、80Sでもいいかなぁ?と思いながら、

どちらか迷いながら釣具店に行ったら、

80SとFしかありません。

やはり140Sは人気がある模様。

まぁ良いですこれで迷わないで済みます。と、言うか当たり前のようにブローウィンも買ってしまいました。笑

サイレントアサシンは精密なテクノロジーを80mmの中に隙なく凝縮したような、精密工業製品。釣れるためのデーターとクライアントの願望を、まるで命でも預かる機械のように緻密に具現化している。

対して、ブローウィン80Sは風貌からして、釣り人の、そしてルアービルダーの夢が詰められた宝箱の様。

カラーリングや構造設計の印象からして

「楽しく沢山釣るんだったらこれでいいんじゃない?」的な釣師がワイガヤで作り上げたイメージ。

代表者の村岡昌憲氏が良く言ってらっしゃる

「他のメーカーとは差別化されたルアーを出していく」

コンセプトが、

定番的なミノーの中に凝縮されている。

四輪ではマイナーであったホンダさんがブイブイ斬新でいて高性能な自動車をどんどん出してあっという間に、二強メーカーを追い込んでいった、躍進に似たワクワク感を感じる。

パッケージやカラーリングにしてもパッと見ただけでブルーブルーの製品は目にとまりやすく、他と似たものは作らないという心意気をかんじる。

パッケージを開けて手に持つと8gながら大ぶりなタングステンウェイトの効果か、重たさをそれ以上に感じる。

構造的にはバット見、ありきたりな細身のミノーの様にも見えるが手に持った時のウェイトとボディの対比にとてもメリハリを感じ、いかにも飛びそう。

重心移動のウェイトが飛行時にぶれない様に特許技術で工夫されているらしい。

その割にはウェイトは小気味良く動く。

 

実際にキャストしてみると、タングステンウェイトがほかのパーツを無視する様に、体感的にスルスルと飛んで行き、まさしくセールスポイントに偽りなく、

軽いルアーにかかわらずナックルボールの様にユラユラストンと失速しない!

そして着水後もラインを張っただけで即座に水平姿勢に。

ウェイトが移動した状態でフリーフォールすると、コレもロールしながら水平フォールする。

リトリーブ時の動きはと言うと、サイレントアサシンの様にしっかりとプルプル動く感じではなく

タイトな動きで状況に関わりなくいつでも使えそう。

何より重心移動しない状況でのフリーフォールの沈下速度が速く、幅広いレンジを通す様な釣りをする時に思っているレンジにいち早く到達してストレスなく探れる所も魅力。

重心を移動してしまえばロールしながらゆっくり沈むので表層近くに的を絞る釣りでも使いやすく。様々な釣りがこれ1つでできる。

買ってよかった!