ようこそおこしくださいました!フミニイです!
厳寒期のシーバス攻略縛りで、
いろいろ見させて頂く。
『ワンダー低層デッドスロー』をどんだけ見る事か!
人によっては「それしか釣る方法がない!」と主張される方さえおられる。
「そうなのかぁ・・・」
シーバスを始めた年の冬、
ワンダーを三個購入。
「よしよし!底辺りを漂わせる様にデッドスローだな」と投げるも、飛ばん!
モチロン私のせい。笑
竿はショアジギも出来る様にとM、リールは3500番にPE1.5号。
飛ぶわけがない。そのあと知人に頂いたビーフリーズもしかり。
底ギリギリを這わすイメージはルアーを無くす秘訣。笑
残1つになり、宝物確定。笑
投げようとしてもトラウマが・・・。
そんな私を温かく迎え入れてくれたのは、IP26を始めとする、コアマン 一派。
あっという間にコアマン ばっかり集めるように。
そして知らぬ間にバイブレーションおじさんに。笑
話はゴロッと変わりますが、何の世界にも基準点となり得る、圧倒的なスタンダード化を成し遂げた偉人がいらっしゃいます。
20年か30年に1人(1組)出るか出ないか。
例えば野球界ならON(王さん、長嶋さん)。
そして、お笑い界ならダウンタウンのお二人。
それらの方々は1つの基準点となる。
お笑い界の場合、
ダウンタウン、以前、以後、みたいな座標軸となってらっしゃる。
ダウンタウンのお二人の漫才は、
それはそれは斬新で面白く、
『あたかも正論の様に語る不条理ボケに翻弄されながら、突っ込みはイライラして怒っていく』
的な。
しかし良く良く考えるとそのパターンって、
いとしこいし師匠もやってらしたなぁ、と。
しかし、その手法であれだけの破壊的大爆笑をかっさらった、お二人は座標軸となられたのです。
そして、話はシーバスに戻り、コアマン さん。
メタルバイブもスピナーも既に存在はしていましたが、
あれだけデイゲームのシーバスをアングラーに釣らせた、IPとPBも今では座標軸なりました。
そして遥か、その20年以上前にシーバス界にはワンダーという、1つの座標軸が登場していたのです。
元々は琵琶湖の大型バスを遠投してバイトさせる目的で開発されたらしいのですが、
いつの間にやらシーバス界に広まる。
あの、小沼正弥氏もワンダーばっかり使っていた時期があったそうです。
ルアー作りをされた方は痛感してらっしゃるのではないか?と、思いますが、
自作シンペンを作ってると、ワンダーになってしまい。
よく飛び、動きも自然で引き重りのしないバイブレーションを作ろうとすると、IPになってしまいます。笑
何をやってもそういう座標に胸を借りている感がつきまとう。
ジレンマを巻き起こす座標軸というやつです。
最近でこそ、新しいタイプのシンペンかいろいろ出てはいるが、一昔前までは
『ワンダーより飛ばないシンペン』
『ワンダーの動きを悪くした様なシンペン』
『ワンダーを更に何やってるかわからい様に改造した様なシンペン』
などが売り出されては消えたらしい。
よく、
「ワンダーって飛ばないし、何やってるかわからない!」
なんて批評が多いけど、
5グラム前後のジグヘッドリグに比べたら全然飛ぶし、状況もわかりやすい。
ましてや80mmぐらいになってくると、風さえ無ければ普通に飛ぶし、ダウン系であれば状況も伝わる。
私の感想からするともっと使いたいルアーである。トラウマさえ無ければ。笑
ワンダーとて、80mmともなると11.5gあるのでミデアムライトぐらいの竿でpeをあまり太くしなければ不自由なく飛びます。
浮く浮くとも聞きますが11.5gの重量を竿先に乗っけるぐらいのテンションと早引きしない感じで引いてくる限りはチャンとワンダーしてくれています。
さて!動きは。
(お前が語るな!)
フラフラユラユラムーブの極みで、
何らかの原因で力尽きた小魚がとりあえず隠れる場所を冷静に探しているよう。(必死にではなく)
そして見つからず力尽き沈んでいく。本家本元、水平ロールはゆったりで力尽きた感がさすがの感じ。
尻振りは前方を支点になされ、大き過ぎず、おとなしすぎず。
支点の軸がラインのど真ん中から微妙に左右にズレては戻りを繰り返し
後頭部の緩やかなアールにあたるわずかな水流が細やかなお辞儀運動を繰り返す。
小味的な隠しムーブが散りばめられており、まるでワンダーを思わせる。(ほらね!)
特にこの支点が微妙に左右している感じは
形とオモリのバランス両方をワンダー化させるしかなく、
似たような物を作っちゃったら「ワンダー的ですけど!何か?」と居直るしかない。笑
数々のルアービルダーの憧れ、そしてジレンマの素。笑
そんな事考えながら使うと釣りの楽しさもより一層深まるかも?