第四話,センジュ棒バルサ88,四苦八苦沙汰,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

アガチス材製センジュは

『ルアーとしては異質、ベイトとしてはごく一般的なスラローム』で

私的にはほぼ完璧な新エースの誕生(実績は未だ)です。

が、問題は五つ。

①私水準では飛ばない。

②アガチス材の加工が大変。

③・・・・・・・・。

(2つカァーィ!)

 

あっ!

 

そうそう!

 

③タングステンのネイルシンカーを使ったために、不経済な上、カットして微調整的な事が出来ない。

(それでも三やし!)

しかし、最近鉛のネイルシンカーって見当たらない。

もちろんタングステン素材の方がネイルシンカーとしてのポテンシャルが高いからで、

仮に何処かに鉛のネイルシンカーがあったとしても、

時間と経費の事を考えると自作した方が話は早い。

注、

ここからは私の鋳物を紹介しているに過ぎず、決して素人の鋳物を推奨している訳ではありません。

鉛は有毒である上、融解した時の温度は300℃を越えます。この記事を参考に鋳物に挑戦する様な事は決してなさらないで下さい。

二束三文のお山の土地に

無駄に広いお庭のおうち。

と、言うか、

山を少々35年ローンで占拠してるに近い我が家。爆 

不便この上ないが

こういう時は気兼ねなく鋳物ができる。

例えば、車のエンジンクリーニングとて

『煙が上がるのでひとけのない所に行って注入してください』と書いてあるが、

 

我が家である。笑 

 

一時期、

鋳物は怖し、鉛で遊びたし!で。

専門的な鉛の鋳物をやってくれそうな工房(工場)を検索しまくった事がある。

すると関西にそれらしき工房を発見し、問い合わせた。

結果、返答的には

余程の数か、余程の大きさでないとお受けできない。

との事。

ソリャそうだ!笑

しかしそこのご主人が親切で

『シリコンとか、石膏がお嫌なら、木を彫って二枚貼り合わせて型とすれば良い!』

教えてくれた。

『えっ?燃えないんですか?』と、私。

『あー、ある程度は焦げたりしますけど、三回以上は使えますよ』

との事。

『緻密な構造の物はやはりマスターを作り、型取りしてコピーする事になりましょうけど、単純な造作だったらその方が確実』と。

『えっ?蒲鉾板でもいけますか?』

『完全に乾燥させてからやって下さい』

『ラジャー!』と。

 

蒲鉾が大好きな私。

その気になれば蒲鉾板を集める事など造作もない事。

『そんな造作も無い板』で『造作をかける』笑

こういった類の情報って

『今すぐに』取り掛かる事は無いにしても

『専門家から頂いた、生のリアルな宝のノウハウ』で、

しかも経費的に優れていると来ると、ホームセンターを一回りしたときに、必ず『蒲鉾板で鋳物を行う時の道具と部品』を意識して回る。

細い目の、長い目のボルトとナット。

コレ、アルミ箔に鱗目を付ける時にも便利で、

ネジの切り込み部分を麺棒の様に菱形クロスに這わせると鱗目付きアルミ箔が出来上がる。

そんなこんなで併用していたら、そんなネジどっかに行っちゃって、

長い木ネジで代用する羽目に。笑 

板と板の間をギュッと締めたい所だが

比較的小さなブツを作る時はドンマイ!かな? 

ネジで貼り合わせた2つの板の境目の中心に3.6mmの穴をドリルで六つ開ける。

一旦ネジを外し、開けた穴を2つづつペアにして穴の底を彫刻等で繋げる。

溶けた鉛を流し込み易い様に、穴の入り口をじょうご状に(逆円錐形)に削る。

両方とも同じことをやり、木ネジで貼り合わせる。

つなぎ合わせた穴の上にマジックで落書きをして、型合わせとする。

長らくやってなかった鋳物。

鋳物用カセットコンロなる物が存在したが、

長らく放置したせいで、火がつかない、

実際には鉛クズを鍋で軽く煮込んで不純物等を

網お玉などですくってから流し込みたい所ですが、

今回は鍋の中に鉛クズを入れてバーナーで炙るしか有るまい。

溶けっ面を流し込む。

繊細な規模の型。

やはり入り口がスムーズではない。穴の上で詰まった!上から更に炙ると何とか溶け流れてくれた、勿論板はこげ焦げ!笑

マジックの目標は秒殺、笑

まぁ良い!笑 

何とか取り出す事が出来た、鉛のネイルシンカー。

御家芸の反復練習でもっと正確に綺麗に仕上げたい所だが、

この類の事を素人が反復したら体を悪くする。

なんだか市販の鉛より軽い様な気もするが、

取り敢えず構わず進むのみ。笑 

続く

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